働くってなんだろう??
2023/01/17
お知らせ
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最近、熊日新聞にも掲載された、障害者雇用「代行業」の話題。
障害者雇用を考えている企業に対して、貸農園などの働く場を提供することと併せて、就職を希望する障害をお持ちの方をその企業に紹介して雇用を事実上代行するビジネス。
農園を借りている企業の本業とは無関係な農作業を、雇用した障害をお持ちの方に業務として提供している。収穫した農作物の大半は市場には出回らず、雇用している企業の福利厚生として社員に無料で配布しているとか…
私たち、まちくらネットワーク熊本では、障害をお持ちの方々の経済的自立を目指して就労継続支援事業と就労移行支援事業を行っていますが、どちらにおいても共通して求める点としては、「働きがいのある人間らしい仕事」いわゆるディーセント・ワークだと思っています。社会が必要としていることに取り組むことが仕事だと思いますし、社会から必要とされる実感がないとやりがいを見出すことも難しいのではないでしょうか?
この障害者雇用「代行業」を全否定するつもりはありませんが、「障害者雇用=コスト」と捉えられているような気がしてなりません。
障がいをお持ちの方々の就職支援を行っていて感じるのは、会社の本業において障害者雇用に積極的な会社は、雇用した障害をお持ちの方が働きやすい環境をしっかり考えてくれます。
ただそれは、その方だけが働きやすくなるのではなく、他の社員さんたちも働きやすい環境になることが多いです。働きやすい環境になることで業務の効率化に繋がったりすることもあると思います。
これってコストじゃなくてベネフィット(利益)ではないですかね!?